社会福祉法人ひだまり会 かざぐるま保育園のブログ
title: 子ども会議(竹とんぼ組)
day: 2023-04-20
今日の子ども会議の風景です。
お当番活動が楽しくて、自分の順番が終わっても、まだしたかったと涙を流すお友達がいました。
そこで、子ども会議をする事にしました!!
すると「私もしたい」と、年中のお友達が6人も来てくれ、一緒にする事にしました♪
今回のお題は!
「どんな係があったら嬉しい?」です。
「年中さんと遊んでくれる係がいい」
「絵本を綺麗になおす係」
「ロッカーを片付けてくれる係」
「ぎゅーってしてくれる係」
と子どもならではの、可愛い係が沢山あがりましたよ!
子ども会議では、園であった出来事を取り上げ、みんなで考えています。
先日「お当番バッチ」の取り合いがありました。
今年は「スイミー」をテーマに掲げた竹とんぼ組。
お当番バッチはもちろん、手作りスイミー!!
ある日、お当番さんになったAちゃんとBくんが、赤と黒のスイミーバッチを取り合い、2人でジャンケンをして決める事にしましたが、ジャンケンで負けてしまったBくんが泣き出してしまいました。
そこで、子ども会議をする事にしました。
ジャンケンで負けて泣いている理由を聞くと、「僕は一回しかスイミーをつけた事がない。Aちゃんは何回もつけてた。昨日もつけたやん!」と。
そこで、こども会議に参加したみんなに意見を聞いてみました。
「Aちゃんはジャンケンで勝ったんだから悪くないよ」
「僕だったら譲ってやる」
「でも、ジャンケンで負けたんだから」
と、沢山の意見が飛び交いました。
そこで、「どうしたらいいかな?」と聞いてみると、「Aちゃんにも聞いてみたら良いんじゃない」という意見が出たので、そのこども会議に参加していなかったAちゃんにも会議に参加してもらえないか交渉に行きました。
最初は曇り顔のAちゃんでしたが、
「自分の気持ちを正直に話していいのよ!」
と声をかけると参加してくれ、
「また今度お当番になった時に使えるやん」
と自分の気持ちを話してくれました。
すると、他のお友だちが
「他にも作ったらいいやん!折り紙で作る?」
と提案すると、B君は泣き顔から一変し
「毛糸で作る!」
と自分から言ってくれました。
「それはいい考えだね」
と、その場でアトリエコーナーから毛糸を取りに行き、赤の魚に黒の毛糸を巻くことになりました。
B君は、できあがったお当番バッチを嬉しそうに腕につけ、笑顔になってくれました。
子ども会議をした事で、大人の考えを押しつけたり我慢させたりするのではなく、自分の気持ちを全部話し、自分たちで折り合いをつけることができました。
子ども会議の中で、子ども同士で解決できた事。
子ども会議での成果を感じたエピソードでした。(ともみ先生)
自分の思っている事を聞いてもらえる事は、みんなにとって、とても嬉しいことのようです。(ともみ先生)
-
- 〒824-0049
福岡県行橋市福原205 - TEL: 0930-23-0065
- FAX: 0930-23-0092
- 園 長
肥喜里 香織
- 〒824-0049