社会福祉法人ひだまり会 かざぐるま保育園のブログ

災害や、事件、事故

それらは予告もなく突然にやってきます。

今回は、予告無しの「不審者対応訓練」を行いました。

子どもたちはもちろん、職員もこの訓練が行われる事を知りません。

午前10時52分。

各クラスでそれぞれ午前の活動中でした。

突然、けん玉組（2.3歳児）のドアから、棒をもった不審者が乱入しました。

とっさに子ども達は保育士のもとへ走ります。

けん玉組の職員も、他のクラスへ危険を知らせるため、笛を吹き鳴らします。

安全性を考慮し、あまり細かくお伝えする事はできませんが、職員も何も知らされていない中での訓練でしたが、職員はそれぞれにとっさの判断、そして適切な対応がとれていました。

園内に不審者が入っていることや、警察への連絡を頼むため、大きな声で周囲へ伝えている保育士、子どもたちの人数確認だけでなく職員の人数確認等、緊急時のため臨機応変な対応が求められますが、まずは子どもたちの確保に迅速に動いてくれる職員の姿に、警察にも消防士にも自衛隊にも劣らぬ、強い責任感と使命感を感じました。

結局、竹とんぼ組（4.5歳児）で不審者を追い詰め、取り押えかけた園長が負傷し、代わりにしずか先生が警察につまみ出してくれたおかげで、負傷者約1名で済みました。

その様なシュミレーション型の訓練を、何度も繰り返しながら、大切な子どもたち全員の命、そして職員全員の命を守るため、何からどう決断して対応していくべきなのか、毎回学ばされます。

もちろん、不審者に遭遇しない事を願いますが、様々な訓練を通して、危険な事態に遭遇しても、まずは自分の身を守れる子どもに育って欲しいものです。